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『流血花』あらすじダウンロード 原稿用紙換算枚数:約400枚 読了までの予想所要時間:2〜3時間

鮎川哲也賞に応募するも、惜しくも落選。

普通に不可能犯罪があり、普通に名探偵が登場してそれを解決するというベタな展開です。

後で調べたところ、そういうありきたりな構成の作品でこの賞をとるのはまず無理だとのこと。

構成力の欠如こそ否めませんが、結末に明かされる叙述トリック、どんでん返しには、既存の作品にはないオリジナリティーがあると思います。

しかし初めて本腰を入れて書いた作品であることもあり、いま読み返してみるとやはり文章の稚拙さ、舞台設定の不自然さなど、お粗末な点が目立ちます。

本作での反省点を生かし、次回作からは本格的に受賞を狙っていこうと思います。

 

(追記)今まで12人の方たちに読んでいただきましたが、いちおう全員から「面白かった」とのご感想を賜りました。もちろん駄目出しも喰らいましたが。ただ、ラストの第零章の存在意義はほとんどの方が判らなかったようで…(おそらく2〜3人しか判っていないかと)。この部分は密室殺人を成立させるための極めて重要な部分なので、判らなかった方はぜひもう一度熟読してみてください。強烈なカタルシスを味わえるはずです。この第零章はいちおう本作一のセールスポイントとなるところなので…。エピローグまでの時点では、密室殺人が時間的に言って成立し得ないはずです。

 

 

 

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